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Tuesday, January 1

新しい年が明けて、おせち、お雑煮、熱燗をいただく。今年のおせちは、黒豆が自分史上最高に美味しくできて、満足。

今年の元旦自宅シネマは『コンチネンタル』(マーク・サンドリッチ監督、1934年)。相変わらずお話はテキトーだが、相変わらずダンスはこのうえなく素晴らしい。最後ほとんどドリフのコントみたいになっていた。愉快な映画だった。正月映画はこうでなくては。

Wednesday, January 2

上野へ。ルーベンス展の行列っぷりに慄きつつムンク展に向かったところルーベンス以上の行列で、悩んだ末にあきらめ。予定変更して、渋谷へ。Bunkamura ザ・ミュージアムで「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティック・ロシア」鑑賞。こちらはさほど混んでおらず、安堵。19世紀から20世紀初頭のロシア絵画を落ち着いて観ることができた。レフ・カーメネフの《サヴィノ・ストロジェフスキー修道院》という絵に描かれている場所は『惑星ソラリス』の冒頭の湖のシーンの舞台であるらしい。ほぉ。ミュージアムショップでは大量のチェブラーシカとマトリョーシカが並べられていて、目の毒だった。可愛い。

恵比寿。東京都写真美術館でTOP雅楽を聴く。わたしたちは毎年1月2日には写美に行くようにしているのだけど(無料なので)、いまやっている展示を昨年のうちにすべて観てしまったので、これを聴くためだけに来た。今年は獅子舞には会えないかな〜と話しながら美術館を出て、駅に向かって歩いていたらピ〜ヒョロロ〜とお囃子の音が! 喜んで頭を噛んでもらう。これで1月2日の13時半頃にガーデンプレイスにいれば獅子舞に会えるということがわかった。

Thursday, January 3

『青髭八人目の妻』(エルンスト・ルビッチ監督、1938年)、『陽気な中尉さん』(エルンスト・ルビッチ監督、1931年)を観る。

Friday, January 4

起きたら部屋に流れていた音楽が素晴らしく、これ何でしたっけと夫にたずねたら、先日、ラジオで澤部渡が絶賛していたアルバム「Columbia Groovy Songbirds」だとのこと。そうでしたそうでした。

上野。人多すぎ。東京都美術館で「ムンク展 ー共鳴する魂の叫びー」を観る。ムンク、大好きなムンク。オスロ美術館も公認だという叫びのスノードームと、可愛いピカチュウたちの叫びポーズポストカードセットを買った。

Saturday, January 5

東京都庭園美術館で「エキゾチック×モダン アール・デコと異境への眼差し」鑑賞。ナンシー・キュナードが取り上げられていてなるほどと思った。

川北稔『洒落者たちのイギリス史』(平凡社)読了。