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Monday, August 8

天皇制を廃止して共和制に移行せよとは考えないし、そもそも天皇制の浸透具合からいって今更無理だろうし、皇室の外交的機能はそれなりに働いていると思う一方で、「お気持ち」なんて薄気味の悪い表現だとしか思わないし、天皇をはじめとする皇族関係者に対して敬語をもちいる気はさらさらない程度には「不敬」であるのだが、現在の天皇に対してはわりと好意的な印象をもっている。まあ、変わってんなーこの人、という意味合いで好きなだけであるが。このたびの生前退位の意向表明も、自身が死んだときに大喪の礼なり大喪儀なりをやられるのは御免であると言っているようなもので、やっぱり変わってんなーこの人、と思う。それにしても今上天皇が戦後民主主義的なものの最後の砦のようになっているのは倒錯的。

朝食、トーストとバター、ハム、目玉焼き、サニーレタス、コーヒー。昼食、弁当。夕食、赤パプリカとベーコンとほうれん草のアンチョビパスタ、ペリエ。

Tuesday, August 9

朝5時に起きると一日中眠くて使いものにならないのだが、5時半に起きると調子がよい。6時だともう寝坊という感じ。

朝食、目玉焼き、ハム、トマトと紫たまねぎとサニーレタスのサラダ、バタール、コーヒー。昼食、弁当。夕食、冷やし中華、ほうれん草のおひたし、キムチ、塩辛、ミネラルウォーター。

Wednesday, August 10

今年は猛暑らしいけれどあんまり暑いという感覚がなくて、それよりも年々冷房に対する耐性がなくなってきており、夏の室内はどこもだいたい寒くて風邪をひきそう。

朝食、ゆで卵、サニーレタスとトマトのサラダ、バタール、コーヒー。昼食、弁当。夕食、白米、ほうれん草としめじの味噌汁、かぼちゃの煮物、茄子とベーコンの胡麻油炒め、塩辛、しらす、あさりとレタスの酒蒸し、ビール。

Thursday, August 11

山の日。アウトドア推しの祝日に逆らうように、ずっと家にこもって経済波及効果ゼロの暮らしをする。日がな一日食事と読書。熊野純彦『西洋哲学史 近代から現代へ』(岩波新書)を読了。『岡村靖幸 結婚への道』(マガジンハウス)と『Aesthetica』8/9月号を途中まで。

朝食、パンケーキ、コーヒー。昼食、ひやむぎ、枝豆、ミニトマト。夕食、白米、大根としめじの味噌汁、豚肉の生姜焼き、レタス、ミニトマト、塩辛とかいわれ、ビール。

Friday, August 12

『岡村靖幸 結婚への道』を読み終える。岡村靖幸が結婚についてゲストにインタビューする『GINZA』の連載を書籍にしたもので、たいへんおもしろい対談本。毎回のように「結婚したいのにできないんです!」と焦がれる岡村ちゃんだが、それは覚醒剤で3回もお縄になっているのも響いているのでは? という無粋なことは誰も言ってなかった。

朝食、ハムとチーズのトースト、グリーンリーフ、トマト、パプリカのピクルス、コーヒー。昼食、弁当。夕食、牛肉のステーキ、ズッキーニ、グリーンリーフと人参とミニトマトのサラダ、バゲット、赤ワイン。

iPadでエコノミスト誌を読む。

Saturday, August 13

明け方に襲う腹痛がいつのまにか治まる。なんだったんだあの奇病は。

朝食、ハムとチーズのトースト、グリーンリーフ、ミニトマト、目玉焼き、オレンジジュース、コーヒー。昼食、エチオピアのカレー(レトルト)。

昼過ぎ、休日出勤のため外出。目的地が僻地にあるため本日中に帰宅できるか怪しかったものの、なんとか終了。帰宅後、コンビニで買ったどん兵衛のうどんを食べる。

Sunday, August 14

朝食、パンケーキ、コーヒー。

東京駅から高速バスでDIC川村記念美術館へ。「サイ・トゥオンブリーの写真 変奏のリリシズム」を鑑賞。サイ・トゥオンブリーの絵画作品にはまるで惹かれないのだが、写真はどれも素晴らしい。ややリリシズムが強すぎるようにも感じたが、展覧会の副題からして「変奏のリリシズム」だし、気に入ったので写真集のような体裁のカタログを買って帰る。

京成電鉄で佐倉から上野へ。東京都美術館に向かう。「ポンピドゥー・センター傑作展」はスルーして、目当ては「木々との対話 再生をめぐる5つの風景」展。出品作家は、國安孝昌、須田悦弘、田窪恭治、土屋仁応、舟越桂。個人的には須田悦弘と土屋仁応の作品を見に来たようなもの。須田悦弘の作品は好きだけれど、最近の「配置」はちょっとやりすぎじゃないかと思う。須田悦弘の《朝顔》を見ていたら隣に土屋さんがいた(たぶんNHKの取材)。「これ凄いですねー」と須田さんの作品を指すカメラマンに、これは僕じゃないですと否定する土屋さんの姿を目撃する。

夕方、上野精養軒のビアガーデンに赴く。不忍池を見下ろす気持ちのいい空間で、食事とビール。ビアガーデンは毎年ここにしようと決めたのは去年のこと。今年学習したのは、この店は料理を注文するとすぐに来るので一品ずつたのむべきということ。どんどん来る料理をどんどん平らげてしまい、満腹になった頃にはまだ日が暮れてない。次回以降の課題としたい。