250

Friday, January 1

初日の出を見に、マンションの屋上にあがる。きょうは綺麗に晴れて、各地で初日の出が楽しめるとのこと。あまりに寒くて早々に退散したけれど、近年のなかでいちばん綺麗な元旦の空だった。東の空は徐々に明るみを帯び、西の空は薄紫色と桜色がライン状にグラデーションを描いていた。

喉は相変わらずイガイガして、ああ、これは風邪なのだな、とあきらめとともに認めたけれど、ほかに嫌な症状はなく、もちろん熱もなく、身体全体の調子はよいので助かった。お雑煮をつくり、おせち料理、熱燗を用意して、元旦の朝ごはん。2016年のおせちは、紅白なます、たつくり、卵焼き、甘辛うずらの卵と絹さや、紅白かまぼこ、鮭の昆布巻き、黒豆とチョロギ、伊達巻、蓮根と椎茸の煮物、いくらの柚子釜。先日購入した徳利とお猪口が、夜空を思わせる模様でとても可愛い。

コンビニで買ってきた日本経済新聞を捲っていた夫に、漱石没後100年の特集が組まれていて水村美苗と堀江敏幸が対談している、と教えてもらう。それは後で読むことにして、毎年恒例、自宅での映画初め。今年はブレッド・アステア&ジンジャー・ロジャースの『気まま時代』(マーク・サンドリッチ監督、1938年)。ストーリーはとんでもないご都合主義でラストはズコー! とずっこけるが、アステアとロジャースのダンスは素晴らしい。鑑賞後、ゴルフ場でアステアがソロで踊るシーンと、2人のパーティ会場でのダンスシーンを3回ほどくり返して観る。

夜は、ラジオから流れてくるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートに耳を傾けつつ、スモークサーモンとじゃがいものオムレツ、玉ねぎとしめじのスープ、グリーンサラダ、スモークサーモンとケッパー、オリーブ、アスピックテリーヌ、バゲット、レバーパテ、シャンパン、赤ワイン。和から洋へ。就寝前、少し読書。

Saturday, January 2

お昼にお餅をパクパク食べ過ぎた。

Sunday, January 3

朝ごはん、胚芽ブレッド、スクランブルエッグ、かぶの葉とベーコンの炒め物、ヨーグルト、珈琲。風邪薬と日用品とパンと珈琲豆の買い出し。お昼、若菜のおにぎり、油揚げとかぶの葉の味噌汁、おせちの残り。『ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男』(テイト・テイラー監督、2014年)を鑑賞。夜、かぶとかぶの葉とベーコンのパスタ、オリーブ、赤ワイン。食べながら『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』(フレデリック・ワイズマン監督、2014年)を観終える。きょうはこの181分の映画を、朝昼晩と3回にわけて観ていた。