502

Sunday, June 28

『木と市長と文化会館』(エリック・ロメール監督、1992年)を観る。これでザ・シネマメンバーズで配信されているロメール作品をコンプリートした。前回の『パリのランデブー』 ((週末点描 501)) に続き、今回も登場人物が

「ファックスやパソコンで
家にいながらにして会社の仕事ができるかも
パリやナントの本社がどこの工場をも管理し
自宅で飛行機エンジンや原子炉の設計もできる」

と2020年の世相を予言するかのような発言をしている。ロメールすごい。

カロリン・エムケ『なぜならそれは言葉にできるから ―証言することと正義について』(浅井晶子訳、みすず書房)読了。