235

Monday, September 21

川北稔『イギリス近代史講義』(講談社現代新書)、近藤和彦『イギリス史10講』(岩波新書)、秋田茂『イギリス帝国の歴史 アジアから考える』(中公新書)とイギリス関連の書籍を順繰りに読んでいたら、イギリスの歴史に詳しくなったのはいいが誰が何を言っているのかがわからなくなった。

夜、蒸し餃子、ルッコラのサラダ、しめじと玉ねぎの中華風スープ、ビール。

Tuesday, September 22

葉山へ。道中の読書として橋川文三『日本浪曼派批判序説』(講談社文芸文庫)を携えて、横須賀線で逗子まで行き、バスに乗って神奈川県立近代美術館の葉山館に向かう。「若林奮 飛葉と振動」展を鑑賞してから、併設のレストラン、オランジュ・ブルーで昼食。食後、御用邸のあるほうまで海岸沿いの砂浜を散歩。そこから内陸部に向かって少し歩いて、SUNSHINE+CLOUDで開催中の高橋ヨーコ写真展「SHREDING BLUE」を見学。横須賀線で大船まで戻り、湘南モノレールで江ノ島へ。途中のコンビニで買った缶ビール片手に橋をわたって江ノ島に向かう。連休中日でしかも好天の江ノ島の混雑ぶりは予想はしていたけれど凄かった。途中の坂道は竹下通りのような混みっぷり。それにしても江ノ島には「展望」以外には特段やることがなく、文化的な刺激が一切ないあたり、見事なまでの観光地であるように思う。その後、こちらも当然のごとく混み合っている江ノ電に乗って、鎌倉高校前駅で下車。鎌倉でいちばん好きなのは鎌倉高校前駅のベンチから海を眺めることで、いつもほとんど人がいないので(周辺に店はほとんどないし)、いつまでもゆったりした気持ちでいられる。が、今日は激混み。恐るべし観光地。藤沢方面に向かう満員の江ノ電は、ほとんど朝の田園都市線である。七里ヶ浜まで行って夕陽を眺めてから、鎌倉に到着。古書ウサギノフクシュウで鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』(文春文庫)と高階秀爾『芸術空間の系譜』(鹿島出版会)とスピノザ『国家論』(畠中尚志/訳、岩波文庫)を買う。夜は小町通りにて、Rans Kamakuraで夕食。

Wednesday, September 23

連休最終日。夜、茄子とピーマンとトマトのパスタ、バゲット、生ハム、いちじく、グリーンリーフとトマトのサラダ、赤ワイン。

Thursday, September 24

連休明けの労働。調子が狂う。夜、豚肉と万能ねぎとゆで卵をのせた味噌ラーメン、ビール。

Friday, September 25

夜、豚肉とほうれん草のソテー、人参ときゅうりのサラダ、コーン、バゲット、赤ワイン。

Saturday, September 26

路上にはみ出したテーブルで食事をしている光景が絵になるのがヨーロッパの都市空間のずるいところで、日本の都市で同様の景色を頑張って再現してもどこかしみったれた感じにしかならない、などということを思いながらニューヨーク・タイムズの旅行欄にあるパリ紹介の動画 [1]を見ていた。動画を見てパリ熱が高まったところで、机上に、清岡智比古『パリ移民映画 都市空間を読む 1970年代から現在』(白水社)、ロジャー・シャタック『祝宴の時代 ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生』(木下哲夫/訳、白水社)、鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』(文春文庫)、エリオット・ポール『最後に見たパリ』(吉田暁子/訳、河出書房新社)などのパリに関連する本を積みあげる。

昼すぎ、池袋に出掛ける。西武百貨店でFAIRFAXのネクタイを2本買う。

古書往来座でつぎの三冊を購入。クロード・シモン『フランドルへの道』(平岡篤頼/訳、白水社)、アルベール・カミュ『転落・追放と王国』(大久保敏彦、窪田啓作/訳、新潮文庫)、渡辺守章『パリ感覚』(岩波現代文庫)。買った本もフランスづいている。

夜、うな丼、舞茸と万能ねぎのお吸いもの、たことわさび、ビール。食後、フランス産の赤ワインを飲みながら、積みあげたパリ関連の本を一気に片付けようと意気込むも、赤ワインを飲みすぎた弊害ですぐに眠くなる。

Sunday, September 27

美容院で髪を切り、SHIPSで服を買う。

パリ読書を継続。清岡智比古『パリ移民映画 都市空間を読む 1970年代から現在』(白水社)、鹿島茂『子供より古書が大事と思いたい』(文春文庫)、ロジャー・シャタック『祝宴の時代 ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生』(木下哲夫/訳、白水社)を読了。

夜、ハンバーグ、ライス、トマト、タコとジャガイモのジェノベーゼ、玉ねぎのスープ、白ワイン。

  1. 36 Hours on the Right Bank, Paris []