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Monday, August 10

晴れ。洗濯。朝食、目玉焼き、鶏肉のグリルとマスタード、サニーレタスとトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

ラテン音楽の歌手で女優のアビー・レーン、シカゴ・ジャズの発展に寄与した歌手ジェラルディン・デ・ハースの名を、「ニューヨーク・タイムズ」の訃報欄で知る。それぞれの音源をSpotifyで検索して耳を傾ける。こうした「深掘り」のできるメディア環境が四半世紀前に整っていたら、より豊穣な文化的体験を享受できただろうが、一方で、あらゆる媒体への容易な接続状況を前にして、若い頃のじぶんが探求の熱意をどこまで持続できただろうかとも思う。

世間一般は「お盆休み」に突入済みらしく、通勤電車は閑散としている。読書。マルグリット・ユルスナール『世界の迷路 Ⅱ 北の古文書』(小倉孝誠/訳、白水社)を読む。昼食、弁当。夕食、海苔と白米の梅塩おにぎり、鶏肉とピーマンのお酢炒め、焙じ茶。「日本経済新聞」夕刊の連載小説で、柴崎友香「訪れる人」がはじまる。

Tuesday, August 11

東から西へ日本列島を横断する、奇妙な動きの台風15号が接近中。朝食、半熟玉子、鶏肉のグリルとマスタード、サニーレタスとホワイトセロリと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

近所のスーパーマーケットに赴くために外にでると、心地よい風が通り抜ける。台風の影響か、厳しい夏の暑さが影を潜める。昼食、玉子と小葱と白胡麻を添えた鮪丼、菠薐草と絹ごし豆腐と茗荷の味噌汁、人参の胡麻油炒め、胡瓜と白味噌、玉蜀黍、焙じ茶。

読書。「夏休みの読書」らしさを追い求めて、長編小説の古典を本棚から抜き取る。朝から晩まで、トルストイ『アンナ・カレーニナ』(木村浩/訳、新潮文庫)の上中下、全三冊を一気読み。

夕食、白米、菠薐草とレタスの味噌汁、辣油をかけた鶏肉と小葱と萌やしの炒め物、胡瓜と白味噌、焙じ茶。

Wednesday, August 12

台風15号の影響で夜半から雨模様。朝食、目玉焼き、ソーセージとマスタード、サニーレタスとホワイトセロリと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。昨晩読み残したトルストイ『アンナ・カレーニナ』(木村浩/訳、新潮文庫)の最終章を読む。主人公アンナが轢死した後のエピソード。つづけて、サマンサ・ハーヴィー『オービタル ある一日の16回の夜明け』(小澤身和子/訳、早川書房)、ポール・リンチ『預言者の歌』(栩木伸明/訳、早川書房)を読む。

昼食、海苔と白米の梅塩おにぎり、鶏肉と小葱と萌やしとキャベツの塩胡椒炒め、生姜と白胡麻を添えた冷奴、焙じ茶。映画。『高利貸し』(D・W・グリフィス/監督、1910年、アメリカ)を見る。

午後も読書。岡崎祥久『キャッシュとディッシュ』(フィルムアート社)を読む。「日本経済新聞」の夕刊で、奥田碩の死去を知る。

映画鑑賞。『勝手にしやがれ』(ジャン=リュック・ゴダール/監督、1960年、フランス)、『軽蔑』(ジャン=リュック・ゴダール/監督、1963年、フランス・イタリア)を見る。夕食、鶏肉とレタスと玉子のチャーハン、サンペレグリノ。

Thursday, August 13

台風が去っても悪天候がつづく。朝食、目玉焼き、ソーセージとマスタード、サニーレタスとホワイトセロリと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。昨夕『勝手にしやがれ』(ジャン=リュック・ゴダール/監督、1960年、フランス)を再見した流れで、秦早穂子『影の部分 La Part de l’Ombre』(リトル・モア)を再読する。

昼食、グリーンカレー、和紅茶。雲の合間から日輪が覗いたかと思えばやがて雷雨が到来し、空模様が目まぐるしく変わる。お八つ、「福砂屋」のカステラ、紅茶(アールグレイ)。

読書。須賀敦子『ユルスナールの靴』(河出文庫)を本棚から抜き取る。マルグリット・ユルスナールの評伝ではあるが、半分以上は須賀敦子本人の話をしている。論じる対象を差し置いて、書き手がじぶんの話を始めたら、ふつう読者を辟易させるものだが、けしてそうはならないところに須賀敦子の天稟がある。

夕食、鰻重、絹ごし豆腐と菠薐草の味噌汁、胡瓜と白味噌、和紅茶。読書。クラスナホルカイ・ラースロー『サタンタンゴ』(早稲田みか/訳、国書刊行会)を途中まで。

Friday, August 14

昨日からの激しい雨で千葉県で被害が出ていると知る。関東圏の今年の夏は、雨の影響もあり酷暑から解放される日々が続いているが、近年の気象状況に「中庸」の精神はないので、暑さの代わりに水害で牙を剥く。朝食、目玉焼き、サニーレタスと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、ミルクブレッドとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

本日は終日雨模様の天気予報だったが、予測を立てるのに難しい気象なのか、窓の外は晴れている。読書。マルグリット・ユルスナール『世界の迷路 Ⅲ 何が? 永遠が』(堀江敏幸/訳、白水社)を読む。グレン・グールドの弾くバッハをレコードで聴く。

午餐のため外出。副都心線の明治神宮前駅で下車。「資生堂パーラー ザ・ハラジュク」で昼食を摂る。オードブル、ズッキーニと茄子とトマトとオニオンのオーブン焼き、真鯛と季節野菜のグリル、パフェ、ノンアルコール白ワイン、珈琲。当初の雨予報に逆らって、青空に夏の雲が浮かぶ。

山手線で原宿駅から渋谷駅まで移動。「渋谷ヒカリエ」に赴く。竹内万里子のキュレーションによる展覧会「まなざしの奇跡 日本女性写真家の冒険」(ヒカリエホール)を見学する。渋谷駅から東横線に乗って田園調布駅まで。「Precce」で野菜と肉と魚を買って、「JEAN FRANÇOIS」でパンを買う。

夕食、白米、絹ごし豆腐と菠薐草の味噌汁、鰹のたたき、大葉と大根のつま、鶏肉と萌やしのお酢炒め、胡瓜の漬物、焙じ茶。

Saturday, August 15

晴れ。洗濯と掃除。朝食、半熟玉子、鶏肉のグリルとマスタード、サニーレタスとホワイトセロリと紫玉葱とトマトのサラダ、キャロットラペ、玉蜀黍、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

本日も外出。南北線で白金台駅下車。「東京都庭園美術館」を訪問。「ルーシー・リー展 東西をつなぐ優美のうつわ」を見学する。南北線と大井町線を乗り継いで、自由が丘駅まで。「キッチンカントリー」で昼食。トルトット・カーポスタ(ハンガリー風ロールキャベツ)、ライス、冷製さくらんぼスープ。

近所のスーパーマーケットで買い物。アイロンがけ。常備菜づくり。夕食、鶏肉と萌やしと九条葱と茗荷と揚げ玉とキムチを添えた素麺、和紅茶。

Sunday, August 16

曇天。朝食、半熟玉子、ソーセージとマスタード、サニーレタスと紫玉葱とトマトとブロッコリーのサラダ、玉蜀黍、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

読書。読み止しの本を最後まで。ハン・ガン『私の女の実』(斎藤真理子/訳、白水社)、クラスナホルカイ・ラースロー『サタンタンゴ』(早稲田みか/訳、国書刊行会)、マルグリット・ユルスナール『世界の迷路 Ⅲ 何が? 永遠が』(堀江敏幸/訳、白水社)。昼食、豚肉と小葱と茗荷としらすを添えた素麺、焙じ茶。午後から雨。お八つ、「福砂屋」のカステラ、紅茶(アールグレイ)。読書。ユルスナール『とどめの一撃』(岩崎力/訳、岩波文庫)を読む。

夕食、ビーフストロガノフ、サンペレグリノ。