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Monday, June 10

夜半からの雨模様が明け方まで。朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスとミニトマトのサラダ、キャロットラペ、新玉葱のグリル、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。

朝の読書。金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』(中公文庫)を読む。初出は新潮社の文芸誌『新潮』で、単行本も新潮社から刊行され、矢野優によるロングインタビューも増補として掲載されているのだが、文庫化したのは中央公論新社。

昼食、白米、梅干し、鮭の塩焼き、ちりめん山椒、小松菜蒸し、しめじの味噌炒め、茄子の豆板醤炒め、胡桃の佃煮の弁当。夕食、蛸とセロリのペペロンチーノ。

赤ワインを飲みながら夜の読書。金井美恵子『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』(中公文庫)を最後まで。矢野優からの質問に応えて「書くことって凄く疲れるわけで、エッセイもですが、それよりも小説が疲労困憊します」と金井美恵子は語るのだが、こんな濃密な文章を書いていたらそれは疲れるだろうと思う。

Tuesday, June 11

晴れ。洗濯。朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスとミニトマトのサラダ、キャロットラペ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、白米、梅干し、豚肉のコンソメ炒め、ちりめん山椒、玉子焼き、小松菜蒸し、しめじの味噌炒め、胡桃の佃煮、ミニトマトの弁当。夕食、キャベツとアンチョビのフィットチーネパスタ。

読書。金井美恵子『カストロの尻』(新潮社)を読む。『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』の文庫版あとがきにおいて、おなじく中公文庫入りした『カストロの尻』に触れて、『カストロの尻』を読んだ人は『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』も読んで欲しいと金井美恵子が書いているのを読んで、蔵書にあった『カストロの尻』を本棚から抜きとる。

Wednesday, June 12

梅雨入り前にもかかわらず梅雨明け後の初夏のような陽気。朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスとミニトマトのサラダ、キャロットラペ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、白米、梅干し、豚肉の白だし煮、ちりめん山椒、茄子の豆板醤炒め、小松菜蒸し、しめじの味噌炒め、胡桃の佃煮、ミニトマトの弁当。夕食、アボカドとミニトマトのフィットチーネパスタ。

読書。蔵書として所有している金井美恵子の本を渉猟中。金井美恵子『柔らかい土をふんで、』(河出書房新社)を読む。『ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ』(中公文庫)に収められている矢野優による著者へのインタビューによれば、『柔らかい土をふんで、』には映画の引用が無数に散りばめられているそうなのだが、「そんなのわかるわけない」レベルのものらしいので、勿論こちらもわからないまま読み進めている。

Thursday, June 13

本日も暑い。朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスとミニトマトのサラダ、キャロットラペ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、白米、梅干し、豚肉の塩胡椒炒め、茄子の豆板醤炒め、小松菜蒸し、しめじの味噌炒め、胡桃の佃煮、ミニトマトの弁当。夕食、キャベツとほうれん草のペペロンチーノ。

読書。金井美恵子『柔らかい土をふんで、』(河出書房新社)のつづき。読みさしとなっていた坂口安吾『安吾探偵事件帖 事件と探偵小説』(中公文庫)を最後まで。夜、白ワインを飲みながら尾仲浩二の写真集をひらく。『Matatabi』(スーパーラボ)、『GRASSHOPPER』(冬青社)、『DRAGONFLY』(冬青社)。

好きな所にぷらっと行って、適当に歩きまわって撮ったら、
あとは酒でも呑んでいればいいんだからいいよな、とよく言われる。
そのとおりだと私も思う。
こんな役立たずの写真を撮っているだけで、どうして暮らしが成り立っているのか自分でも不思議だ。
(尾仲浩二『DRAGONFLY』冬青社)

Friday, June 14

朝食、目玉焼きとベーコン、サニーレタスとミニトマトのサラダ、キャロットラペ、バゲットとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。昼食、白米、梅干し、豚肉の醤油煮、ピーマンの味噌炒め、卵焼き、ミニトマトの弁当。久方ぶりに大量の貸出予約を図書館でおこなったところ、一挙に貸出可能との連絡が届いたので、閉館間際の図書館に滑り込み10冊の本を借りる。夕食、「sakana bacca」の握り鮨、若布と玉葱の味噌汁。「サッポロビール黒ラベル」を飲む。

Saturday, June 15

朝食、生卵と白胡麻を添えた白粥、ほうれん草の味噌汁、蕗の煮物、「一保堂茶舗」の焙じ茶。初夏のような陽気がつづく。近所のスーパーマーケットで食料品の調達。昼食、「ヤマモリ」のグリーンカレー。

「KIHACHI」のバームクーヘンと「こ豆珈琲 自由が丘」の豆で淹れた珈琲をお供に読書。図書館で借りた庄野潤三の講談社学芸文庫をまとめ読み。『ザボンの花』『夕べの雲』『世をへだてて』を読了。家族小説という一般的な世評はあまり意識にのぼらず、散文としての達者さに関心が向く。

夕食、豚ロース肉と玉葱の白ワイン蒸し、スモークサーモンと赤パプリカと人参とクレソンのソテー、バゲットとオリーブオイル。「余市ケルナー」の白ワインを飲む。

Sunday, June 16

朝食、目玉焼き、ソーセージと粒マスタード、サニーレタスと紫玉葱とミニトマトのサラダ、キャロットラペ、パンドミとクリームチーズ、ヨーグルト、珈琲。アイロンがけ、少し念入りに部屋の掃除。昼食、「AFURI」の柚子塩味のカップラーメン。午後は法事。