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Saturday, September 16

銀座。SHISEIDO THE GINZAが改装工事中で、囲いの壁に可愛い絵が描かれていた。資生堂ギャラリーで「コズミックワンダーと工藝ぱんくす舎 かみ」、ギンザ・グラフィック・ギャラリーで「フィリップ・アペロワ Apeloggg」、CHANEL NEXUS HALLで「レイモン・ドゥパルドン写真展 DEPARDON/TOKYO 1964-2016」、メゾンエルメスで「エマニュエル・ソーニエ ATM tempo I/II/III セロニアス・モンクに捧ぐ」を鑑賞。フィリップ・アペロワはこれまでgggで観た展示のBest3に入る素晴らしさ。軽やかでエレガントな作品群。特に好きだったのがトゥールーズ国立劇場のポスター、リズミカルに飛び跳ねる雫や水玉のイメージで、映像も楽しめる。まあEテレとやってることは同じかもしれないけど、こちらは洗練の極みだな。アペロワのギャラリートークをライブラリで上映しているというので見に言ったら通訳が横田さんだった! 横田さんの通訳を聴いてると恍惚の境地に達する…。レイモン・ドゥパルドンの展示も非常に意義深いものだった。1964年東京オリンピックに沸く街の景色を当時22歳のドゥパルドンが鮮やかにとどめておいてくれた。数日前の日経にドゥパルドンのインタビューがあったので読んだけれど、1964年には街を歩いていてもほとんど女性に会わなかった、という話が非常に示唆的。いまわたしたち女性はこんなにも街に出て、否応なく街について考えざるを得ない状況にいるのに。日本人は絶妙な距離感でパブリックスペースを共有している、という話も。2016年の東京を撮ったドゥパルドンの写真には、写真家の関心の対象がよくあらわれている。

Sunday, September 17

クラクフで食べたじゃがいものパンケーキを食べたくなったのでつくってみることに。ネットで調べると、ドラニキというベラルーシ料理に近いのかなと思う。つくってみたところ、まあ、ドラニキもどきと言えるような代物だったが、しめじのクリームソースもつくってかけてみたらとても美味しかった。ほかに、トマトとサニーレタスのサラダ、ビール、赤ワイン。