207

Thursday, March 12

今年もまた「とうきょう花粉ネット」のページをひらいては辟易する季節がやってきた。

夜、生卵と万能ねぎをのせた豆腐煮込みうどん、ビール。

『ウエスト・サイド物語』(ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンス監督、1961年)を見る。物語の根っこにはニューヨークにおける人種や移民の問題が横たわり、後味の悪い感じのエンディングだったことはぼんやりと憶えていたものの、バーンスタインの音楽にのせてやたらとハイテンションな人びとが唄って踊って闘っていますというのが記憶の大部分を占領していて、今回見直してみたらその記憶は大筋において誤ってはいなかったと思う。

Friday, March 13

本日もはりきって花粉症。

夜、野菜塩ラーメン、キャベツのピクルス、ビール。『バベットの晩餐会』(ガブリエル・アクセル監督、1987年)を見る。

Saturday, March 14

花粉症とともに休日出勤。帰りに新宿の紀伊國屋をひやかして、高島屋にあるGRAMERCY NEWYORKで苺のショートケーキを買う。

夜、白米、玉ねぎとわかめの味噌汁、ほうれん草のおひたし、じゃがいものそぼろ煮、ビール。

Sunday, March 15

花粉症のなか読了した本はつぎのとおり。山本昭宏『核と日本人 ヒロシマ・ゴジラ・フクシマ』(中公新書)、手嶋泰伸『日本海軍と政治』(講談社現代新書)、川越敏司『マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学』(講談社選書メチエ)、ホセ・ドノソ『別荘』(寺尾隆吉/訳、現代企画室)。

朝、若菜のおにぎり、人参と長ねぎの味噌汁、ほうれん草の塩糀和え、緑茶。昼、タコと茄子ほうれん草のパスタ、バゲット、赤ワイン。夜、北欧風ミートボールのクリーム煮、人参のサラダ、マッシュポテト、赤ワイン。