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Monday, September 15

ラジオをつけたらきょうは空と太陽がすごく綺麗だというので起きて窓の外を見に行く。朝焼けが美しい。が、わたしは胃が重く、少々どんより。朝、バタートースト、ヨーグルト、珈琲。やけに珈琲とヨーグルトが美味しい。肌寒い陽気のせいかな。

本日は鎌倉へ。晴れてはいるが雲優勢の空をホームから見上げる。鎌倉に向かう途中、タイムライン上に流れた「Barakan Morning」番組終了の報に衝撃を受ける。なぜリスナーから愛されている良質な番組ばかり終了してしまうのか。

鎌倉到着。オクシモロンでカレーをいただいてから、テクテク歩いて、2014年かまくらブックフェスタへ。会場で、お会いしたかった方たちにご挨拶。文章を載せていただいた、ぽかん別冊『女ともだち』を頂戴する。ひとつひとつ丁寧になされた折本形式のつくりに感嘆の声をあげる。美しい。平出隆と加納光於のトークイベント「装幀をめぐって」を聴いてから、皆さんとしばし談笑。なにやらやたらと楽しくて、すごく楽しくて、なんだか笑ってばかりいた。またお会いできますようにと願い、会場を後にする。

夕闇迫るなか、駅前まで戻り、古書ウサギノフクシュウに寄る。ブックフェスタでも相当散財してしまったが、ここでもさらに買う。お腹もすいたので夕飯も鎌倉で済ませて帰京。ちょっともうあまりに贅沢に過ぎるのだがグリーン車で帰りたくて、帰りはグリーン車の2階席に乗った。車内では、ブックフェスタ第2会場でecritの須山実さんから直接購入した『木林文庫』(ecrit)を読む。大好きな出版社であるecritの須山さんとお話できたことも、とても嬉しかった。

Saturday, September 20

5時前起床。もう9月も3分の2が過ぎてしまったのか。朝ごはん、チョコデニッシュ、バゲットにレバーペースト、珈琲。居間のサイドテーブルの上に置いた緑色の花瓶の花は、トルコ桔梗だけ残してみな枯れてしまった。そのトルコ桔梗2輪だけが少し寂しげに花瓶に収まっている風景もまたよし、だった。トルコ桔梗は可憐で可愛い。

クリーニング店に行った後、スーパーで食材の買い出し。もう常備菜レシピもレパートリーが尽きてきて久しい。まあしょっちゅう変わったものつくるわけにもいかないし、結局つくるもの食べるものがある程度決まってくるのは自然なことなのだと思うけれども。お昼、豚肉と豆腐と小ねぎと卵をのせたうどん、ビール。少し休んでから、バスに乗って図書館へ。途中、パラパラと雨が降る。図書館ではかれこれ2時間くらいじっくりゆっくり本を眺めて遊んだ。まだまだ知らない本がたくさんある。なんせ広い図書館なので、全部の棚を見るわけにはいかないので、本日のターゲットと定めた棚をひととおりザーッと見ていったら、わたしの区の図書館にはまだ入っていないルイジ・ギッリの『写真講義』を見つけた! わあい。それからさらにザーッと棚を見て、ぐるっと同じ場所に戻ってきていざ借りようとしたら、なんと『写真講義』が見当たらない。誰かに借りられてしまったのだ。こんな短時間に! ショックだ。しかし、もしかしたら借りたのは夫ではなかろうか、とハタとひらめき、そのひらめきに望みを託す。後に落ち合ったところ、やはり借主は夫だった。安堵。2人合わせて16冊借りた。また借りすぎた…。1冊はレシピ本だけど…。読み終えるのはおろか、いつ読み始められるかもわからないというのに…。

スーパーと薬局に寄って帰る。花屋で花も買いたかったのだが、あいにく配達中で留守だった。街行く人々はほぼみな長袖だ。男性は半袖もちらほら。夕焼けがとても綺麗だった。帰宅。蛇口から出る水も、あっという間に冷たくなっていることに気づく。夜、タコとベーコンとパプリカのパスタ、赤ワイン。羽毛布団をクローゼットから引っぱり出す。あーあ、薄いワンピース一枚で寝られる季節もついに終わりか。