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Saturday, July 05

朝、くるみパンにバターをつけて。珈琲は毎朝毎朝美味しい。なんだか今朝は街がやけに静かで、窓を開け放って「ウィークエンドサンシャイン」を聴いていると、部屋の外まで大音量で漏れ聴こえている妄想にとらわれる。窓のそばに置いてある無印のクッションソファに深々と座り、身体を反らして窓の外を仰ぎ見ると、空と樹々の葉しか視界に入らず、その葉が風にゆらゆら揺られるのを見ているとあっという間に1時間ほど経ってしまう。

最近、朝起きると不安になるくらい身体中が痛く、べつだん変わったこともしていないのになぜだろう。数ヶ月前は毎日のように、明け方に目が覚めると首から肩にかけて寝ていられないくらいの痛みがあったのだけれど、それはこのところ治っている。雨が降るとなんとなく身体が怠い気がして、お昼まで何をするでもなく過ごし、出かける支度をして五反田に向かう。

フランクリンアベニューで、グリーンサラダ、フライドポテト、アボカドバーガー、リーフマンというベルギービールを。さくらんぼの風味が強く、甘いビールだった。甘いお酒は好きではないが、これは爽やかで美味しかった。新宿で所用を済ませて帰る。

夜はお腹がすかなかったため、食べず。

Sunday, July 06

きのうに引き続き、肌寒い朝。7月だというのに。例年であれば7月初旬なんて相当暑くて堪らない陽気になっていると思うのだけれど、今年はどうしたのだろう。ただし、天気予報は日中は暑くなる、と告げていた。洗濯物を干してから、切らしてしまった朝食用のパンを買うためにパン屋に行ってみたらばなぜかまだ開店していない。ふと思い立って、久しぶりに朝マックすることにした。午前中は、きのこのマリネ、きのこのアーリオオーリオ、じゃがいもの土佐煮などダラダラとつくっているうちに終わってしまった。

食材の買い出しに行き、帰りにパンも忘れずに買う。お昼ごはん、ベーコンとほうれん草とあさりのパスタ、バゲット、ビール。食後、茄子とピーマンの味噌炒め、茄子とミョウガの塩もみをつくる。部屋と屋上を行ったり来たりして追加の洗濯物を干したり、乾いた洗濯物と太陽にあてていた秋冬用羽毛ふとんを取り込んだり、粛々と家事を進める。屋上にたくさん張られた洗濯物干し用のロープを見ると、いつでもソフィア・ローレンの出てくるイタリア映画を思い浮かべる。肝っ玉母さん役のソフィア・ローレン。そういえば今年の12月に出版されるという(日本での発売はいつになるのだろう?)ソフィア・ローレンの回想録のタイトルは『昨日・今日・明日』らしい。

夕方から夜にかけてはビールを飲みながら、調べものいろいろ。朝早くから家事に勤しんで、疲れた。生活はちゃんとしたいけど、生活をちゃんとするということは、なかなか大変なことだ、といままで何度も思ったことを、また思う。夜は、お昼のパスタやら夕方のビールやらでお腹が膨れたため、昨日に続き、食べなかった。