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Friday, December 14

十二月はなんだかあたふたといそがしく精神的に余裕がないのだけれど、じぶんで原因はよくよくわかっているつもりだ。

一生懸命ごはんをつくって食べる日々。今週の夕ごはんのメニューをまとめてみる。月曜日、焼豚、キャベツともやしの炒め物、パプリカ、長ねぎ、コーンをのせたタンメン、ビール。火曜日、半熟卵焼きと海苔をのせた玉ねぎたっぷり牛丼、豆腐と長ねぎのすまし汁、きゅうりと味噌、ビール。水曜日、ベーコン、パプリカ、玉ねぎ、青梗菜のパスタ、白ワイン。木曜日、ごはん、油揚げと長ねぎの味噌汁、鮎の塩焼き、大根おろし+レモン、キャベツと玉ねぎのコンビーフ炒め、おかかのせ冷や奴、ビール。そしてきょうの朝は昨日の夜に使ったコンビーフが少し残ったので、ライ麦パンにグリーンリーフ、コンビーフ、ピクルスをのせて朝ごはんとした。この場合のグリーンリーフは根元に近い、少し固めの部分を使うのがベストだ。そして夜はベーコン、パプリカ、玉ねぎ、青梗菜のパスタ、白ワイン。きょうで私的ゼミは6回目を数えた。

Saturday, December 15

一生懸命ごはんをつくって食べる日々の合間に夕ごはんは近所の美味しい焼鳥屋さんで焼鳥とビール。こんな土曜日。

先日、何かのきっかけで「キネマ旬報」2011年7/15号を読み返していたら菊地成孔の言葉で目にとまったものがあったのでここにメモしておく。「30年以上にわたってものを見るということはどういうことかというと、前の時代のミスリーディングが覆されて、違うミスリーディングが起こるんだけど、それもまたミスリーディングでっていう流れのなかに巻き込まれていることを自覚するということなんだろうと」。

Sunday, December 16

雑誌「KINFOLK」を眺める朝。何の雑誌かまったく知らないままに表紙に惹かれて購入したのだけれど、眺めれば眺めるほど本当に出会えてよかったと思える。アメリカ発のライフスタイル誌で、家族でも友人でも恋人でも、じぶん以外の誰かと過ごす生活を大切にしよう、というテーマが掲げられており、それはとても素晴らしいもので、しかしながらわたし自身はそうしたコンセプトよりもひとつのアイテムとして圧倒的な完成度を誇っていることに注目してしまう。紙質から判型、フォント、レイアウト、写真―—残念ながらテキストは英語であるため大まかな意味を掴むだけで精一杯—―雑誌を構成するもののクオリティの高さ。ちなみに、サイトもまた素晴らしい [1]

投票を済ませてから東京オペラシティアートギャラリーで「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」を鑑賞。夜、海鮮丼(ネギトロ・かんぱち・マグロ・つぶ貝・卵)、ビール。

  1. kinfolk []