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Monday, January 9

『夜の人々』(ニコラス・レイ監督、1949年、アメリカ)を鑑賞。前々から観たいと思っていた一作。ソフト化されてない作品も多々ある一方で、昔は観ることなんて夢だった名作がこうして地道にDVD化されている。
お昼は近所のインドカレー屋にて。買いもの、雑用、料理で日が暮れる。

夜、ビールをお茶に替えて『ファッションは語りはじめた』(西谷真理子/編、フィルムアート社)を読む。

Saturday, January 14

週末。分け入って分け入っても美術館&ギャラリー。渋谷区立松濤美術館で「渋谷ユートピア 1900-1945」→ポスターハリスギャラリーで「宇野亜喜良展 ひとりぼっちのあなたに」→パルコミュージアムで「青森県立美術館コレクション展 北の異才たち」→恵比寿のリムアートで「Wim Crouwel」→ナディッフ・アパートで「行きつ戻りつ つくり つくられること 佐野陽一+久村卓+山極満博」→「毎日写真 鷹野隆大」→MEMで「our face project : Asia 北野謙」→G/P galleryで「KAZAN 細倉真弓→TRAUMARISで「ただ美しい模様にみえてきた 會本 久美子」。ナディッフに向かう前に休憩したカフェでちょっと疲れてうとうと。ふだんあまりこういうことはないのだけれど。

「宇野亜喜良展 ひとりぼっちのあなたに」は「宇野亜喜良+寺山修司展」といってもいい内容。宇野亜喜良は寺山修司と本当によく仕事をしている。寺山修司はわたしの青春の数ページを占めており、未読の著書もあるけれどお気に入りの歌集や詩集をいまでも思い出したように読んだりしていて、新潮社から出ている『寺山修司 新潮日本文学アルバム』は高校時代に紙が擦り切れるほどページをめくった一冊であり、手紙をよく書き、メモ魔だった寺山の、山田太一や恩師に宛てた葉書やアフォリズムを書きつけたノートを見て彼の書く字に惚れたりしていたので、このたびの展示では寺山のノート実物がガラスケースに並べられていたため肉筆を目にすることができて感慨深かった。

夜は渋谷にて、焼鳥とビール。せせり(初めて食べた)、ねぎま、砂肝、レバーなどガバッとオーダーしたほか、チキン南蛮、地鶏のスモーク、きゅうりのたたき、親子丼(スープ付き)。

Sunday, January 15

12月29日から食卓を彩ってくれた蘭がとうとう朽ちてしまったため、買いものがてら花屋に寄り、今回はピンクとヴァイオレットと黄色が混合された色合いのバラを選んだ。

『巴里のアメリカ人』(ヴィンセント・ミネリ監督、1951年、アメリカ)を鑑賞。ミュージカル映画はとても好きだ。生まれて初めて「これが映画というもの」と意識した映画が『サウンド・オブ・ミュージック』だったせいかもしれない(映画「大長編 ドラえもん」も好きだったけど、どうしてもアニメの延長という感じだった)。ちなみにわたしはジーン・ケリーよりも断然フレッド・アステア派。