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Monday, April 30

好天。お弁当とラグを持参して代々木公園でピクニック。夕方まで。
夜ごはん、白米、ほうれん草と油揚げの味噌汁、トマトと冷奴、鯵のひらき、はりはり漬け、麦酒。

Tuesday, May 1

晴れ。初夏のような陽気。
会社からの帰り道、花屋でドウダンツツジを買う。
笠原美智子『ジェンダー写真論 1991-2017』(里山社)を読む。最後、荒木経惟論で終わるところがタイムリーというかなんというか。フェミニズムを主張として掲げることと荒木経惟を評価するのは単純に考えて矛盾でしかないので、笠原美智子も「しかし荒木が描く「女」にはまぎれもなく、女性差別的でミソジニックな、ある年代以上の日本の男の典型的な視線が存在する」とは書くものの、これ以上の論を張らないところに利害関係の渦巻く学芸員が評論をやることの限界を感じる。
夜ごはん、白米、ほうれん草と油揚げの味噌汁、鶏肉と玉ねぎの甘酢あんかけ、柴漬け、麦酒。

Wednesday, May 2

高崎俊夫『祝祭の日々 私の映画アトランダム』(国書刊行会)をおもしろく読む。しかし本書で綴られる映画まわりの小咄を愉しく読めるのは、登場する固有名詞をじゅうぶんに咀嚼できる水準に読み手側のわたしが達しているからで、二十歳前後にこの本を読んでもきっと魅力を堪能できなかっただろう。
届いた『図書』(岩波書店)、『UP』(東京大学出版会)、『みすず』(みすず書房)の5月号を順繰りに読んでいる。
『みすず』では松本俊彦「依存症、かえられるもの/かえられないもの」の連載がはじまったので、今月号からの定期購読を山口達也に勧めたい。

アルコールと薬物、同じ依存症患者といってもさまざまな違いがある。特に違うのは発症年齢だ。典型的なアルコール依存症の場合、学校を出て就労し、適応的な社会生活を送るなかで時間をかけて問題が顕在化していき、専門病院につながるころにはすでに四十代後半から五十代に達している。アルコール依存症は燻し銀の中高年男性ならではの病気だ。

もっとも連載の内容は、アルコールではなく薬物の依存症が核となりそうだが。

Thursday, May 3

読書。井上寿一『戦争調査会 幻の政府文書を読み解く』(講談社現代新書)、『1933年を聴く 戦前日本の音風景』(NTT出版)、秋尾沙戸子『ワシントンハイツ GHQが東京に刻んだ戦後』(新潮社)を読む。

Friday, May 4

都心部に赴くこともなく、だらだらとすごすゴールデンウィーク。
ノエル・キャロル『批評について 芸術批評の哲学』(森功次/訳、勁草書房)を読む。
按田優子『たすかる料理』(リトルモア)も読む。都市生活者のためのサバイバル指南書のような趣き。

Saturday, May 5

サンドウィッチとサラダと赤ワインをもって、代々木公園でピクニック。ピクニックというものは「ピクニックをやった」という以外に、呆れるほど書くことがない。
グレアム・スウィフト『マザリング・サンデー』(真野泰/訳、新潮社)を読む。

Sunday, May 6

連休最終日。図書館と買いもの。保阪正康『三島由紀夫と楯の会事件』(ちくま文庫)を読む。
夜、『天国と地獄』(黒澤明/監督、1963年)を見る。