Tuesday, February 21
副田護『中欧の街角から』(批評社)を面白く読む。ポーランド人と結婚することになった娘がポーランドのポズナンで結婚式を挙げることになり、それならばと現地まで出かけることになった親戚友人総勢8名のポーランド3都市&ウィーン旅行記。肩肘はらず、かっこよく書こうとしていないところがいい。かなり自虐的というかある意味自己犠牲の精神に満ちあふれた記述もあって、読みながらくすくす笑うこと数回。それとわたしはどれだけ群像劇が好きなのさ、という感じだが、登場人物みなキャラが立っていたことで旅行の景色のみならず人物描写もとても面白くて、旅行の様子を遠くから見ているような親近感もおぼえて、いい旅行記だった。それにしても異国の結婚式や結婚パーティーのシーンというものにはなんとなく心惹かれてしまう。アンゲロプロスの結婚式のシーンとか、寂しげで明るくもないのに、なぜあれほど印象深いのだろう。
Saturday, February 25
新橋と銀座でギャラリーをめぐる。
・mintdesigns/graphic & textile works 2001-2017(クリエイションギャラリーG8) [1]
・吉岡徳仁 スペクトル ープリズムから放たれる虹の光線(資生堂ギャラリー) [2]
・ウィリアム・クライン Dance Happening, Tokyo 1961(Akio Nagasawa Gallery) [3]
・曖昧な関係(メゾンエルメス) [4]
・太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影 カール・ラガーフェルド写真展(シャネル・ネクサス・ホール) [5]
・青木美歌 あなたに続く森(ポーラ ミュージアム アネックス) [6]
mintdesigns、メゾンエルメス、カール・ラガーフェルドの展示がよかった。mintdesignsのコレクションは飯田橋のカナルカフェを借り切ってモデルたちがお堀を船で渡る演出でやったのが大大大好きなんだけど、あれはいつのコレクションだったっけ。というかあれはmintdesignsだったっけ??
丸善のM&C Cafeで、赤ワインとおつまみセット(生ハム、鶏肉のアヒージョ、エビとホタテのマリネ)でひとやすみ。旅の本2冊と食材を買って帰宅。夕ごはん、鰤のレモンアンチョビソテー、生ハムとグリッシーニ、バゲット、レバーパテ、赤ワイン。
- mintdesigns/graphic & textile works 2001-2017 [↩]
- 吉岡徳仁 スペクトル ープリズムから放たれる虹の光線 [↩]
- ウィリアム・クライン Dance Happening, Tokyo 1961 [↩]
- 曖昧な関係 [↩]
- 太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影 カール・ラガーフェルド写真展 [↩]
- 青木美歌 あなたに続く森 [↩]