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Sunday, February 5

1月末から2月あたまにかけて、風邪をひいていた。昨年に引き続いて真冬にひいてしまった。病院に行きたくないので市販の薬で頑張って治す。久しぶりに太陽が空高くのぼっている時間にベッドのなかでうたた寝をした。ほぼ完治したけどまだ鼻声でなんとなく気持ち悪い。

きょうはお昼に初めてワンタンスープをつくった。ワンタンは好きなのになぜだかいままで自分でつくったことがなかった。ほかに、ねぎしらす炒飯、野沢菜の漬物、キムチ、ビール。

夕方からDVDで映画鑑賞。『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』(ロン・ハワード監督、2016年)、『メリーに首ったけ』(ファレリー兄弟監督、1998年)の2本立て。ビートルズのドキュメンタリーは大変面白くて夢中で見てしまった。デビュー当時の、めちゃめちゃ楽しそうに溌剌とライブを行う4人が、あまりの異常な人気にだんだんとライブへの情熱が失われていく過程が悲しい。「観客は僕らの音楽を聴いていない、これじゃ見世物だ、サーカスだ」と。(しかし観客は最初から発狂じみた態度でキャーキャー騒いでおり、ここだけの話、たいして聴いてないと思うんだけど…??)ポールが誰かから「何に興味があるの?」と訊かれ「作曲だ」と答えると、相手は決まって「ふーんそうなんだ、じゃあ、サッカーは?」と返され、誰も作曲については関心を持ってくれない、でもジョンと出会った時に「作曲が好きなんだ」「僕もだよ」といった会話が交わされ、やっとわかりあえる人に出会えた、というエピソードに胸打たれた。どんなに嬉しかったろうと思う。ラストのアップルの屋上ライブのシーンもしみじみよかった。

こんな崇高なドキュメンタリーのあとにおバカ映画ジャンルの金字塔、『メリーに首ったけ』とは、という感じだけれど、わたしはこの映画が大好きなのだ。公開当時、名画座もあわせて劇場で4回くらい観たのではなかろうか。公開から約20年(!)ほど経って、色あせた印象がありながらも、やっぱりなんとなく好きなんだよなあ、これ。当時はキャメロン・ディアスが本当に可愛くて衝撃的だった。ところでDVDやブルーレイには未公開シーンが含まれているとのことだけれど、一体どこが未公開シーンなのかまったくわからなかった。4回も観たのに…。