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Monday, August 15

朝食、スキレットで目玉焼き、ハム、小松菜、ミニトマト。バゲット、コーヒー。

勤務先は夏季休暇期間なのだが、必須の作業のため休日出勤を強いられる。特段問題は発生せず、午前中のうちに作業は無事終了。昼食は和幸でとんかつ。自宅までの帰り道、近所のスーパーで食材を、花屋で観葉植物を買って帰る。図書館にも寄ったので荷物が重い。

午後は観葉植物の鉢替えをしたり、読書をしたり。青井美帆『憲法と政治』(岩波新書)と長谷部恭男『憲法の理性 増補新装版』(東京大学出版会)と『スターバックスでラテを飲みながら憲法を考える』(松井茂記/編、有斐閣)を机に積んだ。終戦記念日に憲法の本を読む。

夕食、白米、茄子とレタスの味噌汁、鯵のひらき、ミニトマトときゅうりをのせた冷奴、蛸としらすと万能ねぎ、ビール。

Tuesday, August 16

一日だけの夏季休暇。あとは数日有給休暇を取って適当に夏休みにする予定。

DIC川村記念美術館で買ったサイ・トゥオンブリー展のカタログをめくり、リリシズム全開の写真と学芸員の論考に目をとおす。写真集のような体裁のカタログ、デザイナーは誰だろうと巻末を確認したら田中義久だった。

長谷部恭男『憲法の理性 増補新装版』(東京大学出版会)を読む。2006年刊行の初版を読んでいるので、最後に付された補章以外は再読になる。長谷部恭男は憲法をめぐる論点を語るにあたってしばしば「卑近な例」を挙げるのだが、ものすごく唐突感たっぷりにその「卑近な例」は現れる。故意にやっていると思うのだが、そのあまりの唐突ぶりには目を見張るものがあって、果たしてその「卑近な例」は本当に必要なのか疑わしくなるほど。

もっとも、個人の自律を根拠に認められる「切り札」としての権利の内容と射程については、慎重な考慮が必要である。少なくとも、個人が自律的に選択したことだからという理由のみから、社会全体の利益に反してまで、具体的な行動の自由が保障されねばならないとは言いにくい。個人が自らの選択した目標の実現に向けて行動しようとするとき、他の人々は、必ずしもそれを援助すべき義務や、それから生ずるコストを受忍すべき義務を負うわけではない。例えば、隣家の人がベートーヴェンのピアノ・ソナタを全曲弾きこなしたいとの決意を固め、それを実行に移したからといって、私として、彼(女)を援助すべきとか、どんな理由があってもそれを妨げてはならないとは言えない。このような行為は、それを自律的に選択したからこそ、そして選択した人にとって価値のある行為であり、誰にとっても価値のある行為とは言えない。(p.78)

朝食、トーストとバター、トマトとグリーンリーフときゅうりのサラダ、ゆで卵、コーヒー。昼食、弁当。夕食、蛸とほうれん草とベーコンのバター風味パスタ、オニオンスープ、サニーレタスとトマトのサラダ、アボガド、白ワイン。

台風が近づいているので、夜、風の音が響く。

Wednesday, August 17

夜半のうちに台風は東京近郊から離れたらしく、上空は呆れるほどの青空が広がっている。朝のうちから気温はぐんぐん上昇。台風情報は、河川の氾濫や土砂災害を警戒しなければならない地域にとって肝要であり、交通機関の混乱を除けば台風が東京に与える影響はそれほどではないので、過ぎ去ってしまうと「他人事」になってしまうあたり東京の人はひどいと思う(わたしのことだが)。

朝食、スキレットで目玉焼き、ミニトマト。サニーレタス、レモン、ライ麦粒のパン、コーヒー。昼食、弁当。夕食、きつねうどん、冷奴とキムチときゅうり、ビール。

Thursday, August 18

本日は内視鏡検査があるため、朝食と昼食は抜き。水だけを飲んですごす。午後検査。びらん性胃炎という診断結果は昨年とおなじ。びらん性胃炎と今月劈頭から一週間ほど苦しんだ早朝の腹痛との因果関係は不明。血液検査の結果も貧血気味であることを除けば、さしたる問題はなし。奇病は奇病のまま明確な原因が特定されることなく終結しそう。

鎮痛剤を希望したため、検査後も意識がやや朦朧としたなかで帰宅。途中、ゲリラ豪雨に見舞われる。夕食は、お粥とお茶。

Friday, August 19

人様の運動の結果にさして関心はもてないので、まあ精々頑張って以外の感想はオリンピックに対してはないのだが、伝え聞くところによると日本国籍を保有する選手たちはメダルラッシュの活躍で盛りあがっているらしく、参加することに意義があると喧伝されるオリンピックだが、事態は、メダルをたくさん獲得したほうが断然盛りあがるという当然の事実を突きつけている。

朝食、チーズトースト、サニーレタスと人参とキュウリのサラダ、ミニトマト、目玉焼き、コーヒー。昼食、丸亀製麺でかけうどん。夕食、白米、油揚げと小松菜の味噌汁、焼き魚(ほっけ)、大根おろし、しらす、キムチ、枝豆、ビール。

Saturday, August 20

朝食、スキレットで目玉焼き、ベーコン、ほうれん草、トマト。クロワッサン、コーヒー。

断続的に今週ずっと読んでいたのは、丸山眞男『忠誠と反逆 転形期日本の精神史的位相』(ちくま学芸文庫)。丸山眞男の著書でいちばん好きなのはこの『忠誠と反逆』で、丸山については賛辞も批判も出尽くした感があるけれど、『忠誠と反逆』を読むとわたしは途端に丸山ファンになってしまう。

出掛ける気力の失せる空模様で、窓の外はずっと強い雨が降っていたが、昼頃になってようやく止んだ。砧公園ちかくのバス停で降り、世田谷美術館で「アルバレス・ブラボ写真展 メキシコ、静かなる光と時」を見る。アルバレス・ブラボの仕事の全容を概観できる充実の内容でとてもよく、帰りに酒井忠康と野谷文昭が寄稿している展覧会図録を買う。

バスと電車を乗り継いで自由が丘へ。午後3時半という昼食には中途半端すぎる時間になって自由が丘バーガーに行ってみたら、すでに三組待ちとのことで、諦めて近くのラーメン屋で腹ごしらえ。インテリアや雑貨の店をめぐる。MOMO naturalで花瓶を、TODAY’S SPECIALで食器を買う。

夜、たもいやんせで人に会う。わたしの発言は、ほとんど健康の話題に終始した気がする。

Sunday, August 21

引越して家にいる時間がこれまで以上に好きになったので、出不精が加速する。天気がよくても、外出は買いものと図書館のためだけ。

『漱石紀行文集』(藤井淑禎/編、岩波文庫)を読む。漱石の書いた適当な文章のなかで、「入社の辞」にある以下のくだりは超適当で好きだ。

大学で講義をするときは、いつでも犬が吠えて不愉快であった。余の講義のまずかったのも半分は此犬の為めである。学力が足らないからだ抔とは決して思わない。学生には御気の毒であるが、全く犬の所為だから、不平は其方へ持って行って頂きたい。(p.199)

朝食、パンケーキ、オレンジジュース、コーヒー。昼食、わかめのおにぎり、大根と人参と茄子の味噌汁、豚の角煮、きゅうり、ミニトマト。夕食、白米、油揚げと長ねぎの味噌汁、豚肉とキャベツの甘辛炒め、ひじきの煮物、オクラ、ビール。