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Monday, March 28

初歩から世界史の勉強をしようと山川の高校教科書を買って意気込んだものの、いま読んでいるのはなぜか日本史の本で、それも蘇我氏について。吉村武彦『蘇我氏の古代』(岩波新書)。特段蘇我氏に興味はないのに蘇我氏の本を読んでいる。早々に古代史を片づけて中世あたりまで辿り着きたいのだが道のりは遠い。

日経の文化面に星野智幸が書いていたのを読んで知った、太田直子『字幕屋のニホンゴ渡世奮闘記』(岩波書店)を読了。映画字幕翻訳家によるエッセイで、弟子であった星野智幸の話も出てくる。著者が今年1月に亡くなったことも星野智幸の文で知った。

瀬川昌久・大谷能生『日本ジャズの誕生』(青土社)を読む。瀬川昌久の回顧から知る戦前の奥深さ。

朝食、ピザトースト、珈琲。昼食、弁当。夕食、ベーコンとほうれん草のアンチョビパスタ、ブルーチーズ、麦酒。

Tuesday, March 29

『UP』4月号(東京大学出版会)は「東大教師が新入生にすすめる本」のアンケート。このブックリストは例年ピンとこず。

江村洋『ハプスブルク家の女たち』(講談社現代新書)を読了。

朝食、ベーコンポテトドッグ、珈琲。昼食、弁当。夕食、白米、油揚げとしめじの味噌汁、きゅうりとかぶのピクルス、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物、豆板醤の鶏肉炒めとかいわれ、麦酒。

Wednesday, March 30

フィクションだと著者本人に宣言されても現実の体験を綴っているようにしかみえない堀江敏幸の初期作品群が好きで、このたび『おぱらばん』(新潮文庫)と『郊外へ』(白水Uブックス)を読み返してみて、小説とエッセイのあいだを揺れ動くような筆致に惹かれるのだと再認識する。最新作の『その姿の消し方』(新潮社)にも似たような感触をおぼえなくもないが、途中で、やはりこれはあきらかに小説であるとわかってしまうと、揺らぎが消えて魅力が低減してしまう。

朝食、バゲット、サニーレタス、トマト、珈琲。昼食、弁当。夕食、白米、ほうれん草としめじの味噌汁、きゅうりとかぶのピクルス、鯵のひらき、冷奴とトマトとかいわれ、麦酒。

Thursday, March 31

誰が好き好んでやっているのか理解不能でありながら、鶴の一声の不在によって続いてしまっているものが会社という組織にはある。たとえば年度末の納会。私は無視して定時に帰宅。

『図書』4月号(岩波書店)と清水功哉『デフレ最終戦争 黒田日銀 異次元緩和の光と影』(日本経済新聞出版社)を読む。

朝食、バゲットとパテ、目玉焼き、トマトのグリル、サニーレタス、珈琲。昼食、弁当。夕食、焼きそば、ひじきの煮物、麦酒。

Friday, April 1

期初は忙しくて、深夜残業に突入。朝食、ピザトースト、茹で卵、珈琲。昼食、和幸でとんかつ。夕食、コンビニで買ったおにぎり。

Saturday, April 2

安息の土曜日。朝食、なし。昼食、牛肉のステーキ、サラダ、赤ワイン。夕食、グリーンカレー、サラダ、麦酒。

Sunday, April 3

家事と雑事。朝食、トースト、ブルーベリージャム、サニーレタス、ヨーグルト、珈琲。昼食、近所の焼肉店にて。夕食、ハンバーグ、ライス、かぶとベーコンのコンソメスープ、ミモザサラダ、ヒューガルデン。